ごあいさつ

向山窯では、常に10名以上の陶芸家たちが、社内の工房においてそれぞれの個性を発揮して作陶をしております。少数で精鋭な若手陶芸家たちが向山窯で活躍しており、国が認定する笠間焼伝統工芸士が向山窯には5名おります。そのうちの1名は、当時30歳で全国最年少の伝統工芸士に認定されました。弊社におきましては、造り手それぞれの個性が損なわれることがないように、一人ひとりが独立した仕組みを作っております。これにより個々の陶芸家においては、よりフレキシブルな活動が可能となり、自由な作陶の環境下で造形技術・知識・体験等、造るために必要なノウハウが他より特化していると自負しております。
また社内に陶芸家が多数在籍し、焼成する窯も大中小と6基を有し、作成の内容に応じて使用しておりますので、お客様から数万個単位のご注文があった場合でも、組織力として対応できるため、迅速で高品質・低価格なサービスをご提供することが可能であります。このように個と組織の二面性を兼ね備えた窯元であるということが、向山窯の最大の特徴であります。
今、弊社において特に力を入れているのが、業務用食器であります。専門店のレストランや料亭、旅館等、特に高級店と云われているお店は、他店との差別化を図るために日々努力を重ねております。その様な真剣勝負をしているお店との食器造りのコラボレーションでは、使い手本位のもの造りがいかに大切であるか大変勉強になります。その様なパートナーシップで得られる多くの経験は、自己満足にとどまらない喜びであります。
もの造りを始めて、まもなく半世紀を迎えようとしておりますが、極めて奥の深い険しい道のりで、なかなか満足のいくことはありません。これからもお客様お一人おひとりのご要望を、もの造りに生かし、より多くのお客様にご満足していただける窯元を目指して、様々なニーズにお応えできる様、さらなる精進をしてまいります。

株式会社 向山窯 代表取締役社長
増渕 浩二

向山窯(こうざんがま)の特徴

“手造り”だからできること
オーダーも可能であり、お客様のご要望に合わせた作成もいたします。
(詳しくは『オーダーメイド』をご覧ください。)

“技術”があるからできること
10名を超える陶芸家(5名は伝統工芸士)が、高品質なもの造りをお約束します。

“組織”だからできること
お客様のご依頼に「チーム」としてフレキシブルに対応ができるため、一つ一つのニーズにお応えし、高品質でリーズナブルな製品をご提供いたします。

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